世界の旅
世界の旅
ノルマンディーとブルターニュの境に浮かぶ小島『モンサンミッシェル』は、「西洋の驚異」と称される世界遺産です。干潟に囲まれたこの神秘的な地には、708年に創建された大天使ミカエルを祀る礼拝堂を起源とし、11〜16世紀にかけて建てられたゴシック様式の修道院がそびえ立ちます。中世にはヨーロッパ有数の巡礼地として栄え、自然と調和したその壮大な建築美は、今なお多くの人々を魅了しています。
(出典:UNESCO公式サイト/外部リンク)
フランスを代表する世界遺産「モンサンミッシェル」へ個人手配で行くには、パリからTGV(高速鉄道)とバスを乗り継ぐ方法が便利で定番ルートです。
1)パリ・モンパルナス駅 → レンヌ駅 【鉄道・TGV利用】
(乗り換え)
2)レンヌ → モンサンミッシェル【バス利用】
この記事では、そのアクセス手順と事前に公式サイトからオンラインで手配できるチケット予約方法など実体験を交えて詳しくご紹介します。
🛤️ パリ・モンパルナス駅から出発
モンサンミッシェルへの旅は、パリ・モンパルナス駅(Gare Montparnasse)から始まります。フランス国鉄SNCFが運行する高速鉄道「TGV」が発着するこの駅は、フランス各地への玄関口の一つ。大きな電光掲示板には出発列車の情報が並び、ターミナルのような開放的な構造が特徴です。
1)オンラインでチケットを購入すると、下記のような確認メール(出発日や名前など明記)が登録メールアドレス宛に届きます。その後、赤枠内の「Accéder à ma commande(=注文内容を確認する)」をクリックして、もう一度公式サイトへ。
2)公式サイトから乗車に必要なQRチケット(Mon billet)などをダウンロードします。また予約確定書には、予約番号、列車の利用区間、日付・時間、運賃、名前などが記載されていますので間違いがないか再確認をします。乗車の際にはこのQRチケットをお忘れなく!
🚉 モンパルナス駅の様子
この日は日曜日の朝だったためか、駅構内の売店・ショップやカフェの多くが閉まっていました。営業しているお店は少なく、開いていても混雑気味だったため、朝食や飲み物などは事前に用意しておくのがおすすめです。
📍 「TGV」でいよいよ出発
TGVの改札は、乗車直前にQRコードをかざすシステムで、乗車開始時間までは改札機を通過できないようでした。出発の約30分程前から改札がオープンしたため、レンヌ(Rennes)駅行き列車のプラットフォームへ。
🚄 TGV inOui の車内設備と快適性
モンパルナス駅からレンヌまで、フランス国鉄SNCFが運行する TGV(Train à Grande Vitesse)inOui に乗車。TGVは2階建車両の座席指定制で、1等車(Première)と2等車(Seconde)の2クラス構成。今回は2等車を利用しましたが、快適に過ごせました。
🪑 座 席
座席は2列+2列の配列で、テーブルを挟んで向かい合わせの布張りシート。前後の座席間隔も広めで、長時間でも足元に余裕があります。小さいスーツケースは足元に置きました。テーブルは背面に折りたたみ式の簡易タイプで、ノートPCや軽食を置くのに十分な広さです。
🔌 無料WiFi・コンセント
窓側に電源コンセント(Cタイプ)が設置されていて、PC/スマホの充電もOK。車内WiFi(TGV INOUI WiFi)も無料でしっかり利用できました。