- October 26, 2021
熊本県立美術館分館にて、「第18回 江原写友会展(旧制熊本中学・熊本高校卒業生写真同好会の写真展)」および「’20熊中・熊高江原会美術展」が開催されています。
熊中・熊高創立120周年記念イベント
会期: 2021年10月26日(火)~31日(日)
会場: 熊本県立美術館分館 1階(熊本市中央区千葉城町2-18)
展示作品: 写真・洋画・日本画・水墨画・版画・デザイン・工芸・彫刻
- April 03, 2021
熊本高校正門には表札がない?
熊本高校正門には表札がない?
先日、熊本市中央区新大江1丁目の「熊本県立熊本高等学校(熊高)」正門前を通りすがり、桜が満開でした。青い空と白い雲に交わる控え目な淡いピンクが絶妙な色彩バランスで、思わずスマホで撮影していまいました。
県立熊本高校は県内屈指の進学校。公式サイトの学校案内を見ると、「正門」にまつわる熊本ならではの興味深いエピソードを見つけました。
『本校の正門にある門柱には表札がかかっていない。この門柱は実は元熊本城正門入り口の下馬橋の橋脚であった。その橋脚の下を毎日舟が通り過ぎていたため、この橋脚の一面が擦れて凹んでしまっている。明治35年この橋が行幸橋に架け替えられた時、初代校長野田寛先生がその橋脚をもらい受けて本校の門柱にされたと伝えられる。この門柱には「たとえ世に知られなくとも社会の礎たれ」という野田先生の無言の教えが込められていると語り継がれている。』
(出典:熊本県立熊本高等学校公式サイト/外部リンク)
学校正門の表札は当たり前だと思っていたところ、熊高(くまたか)にはこんな逸話が秘められているとは、うららかな春の陽気につられて「熊本城」にまつわる奥深い歴史の一端を知る良い機会となりました。