伊香保温泉の高台に佇む、ハワイ王国公使別邸 …
明治期に建てられた歴史建築で、 日本建築の美意識と国際的な背景をあわせ持つ建物です。 室内や縁側、窓越しに広がる景色を通して、 静かな魅力を感じることができます。
🗓 最終更新日:2026年1月15日
🗓 最終更新日:2026年1月15日
伊香保温泉の高台に静かに佇む「ハワイ王国公使別邸」。 明治期に建てられたこの建物は、日本建築の美しさと、 当時の国際的な背景を今に伝える貴重な建築遺産です。 今回は、外観から室内、そして窓の向こうに広がる景色まで、 写真とともに丁寧に紹介します。
落ち着いた木造二階建ての建物は、華美な装飾を排しながらも、 軒の深さや木組みの美しさが際立ちます。 周囲の自然と調和する佇まいは、訪れた瞬間から 時間の流れをゆるやかに感じさせてくれます。
室内から眺める窓の外は、まるで一枚の絵画のよう。 窓枠が額縁となり、季節ごとに異なる景色を静かに切り取ります。 「景色を見る」というよりも、空間と一体になるような感覚が 印象的に残ります。
襖や障子によって仕切られた室内は、 閉じても圧迫感がなく、空間の余白が際立ちます。 視線が自然と奥へと誘われ、建物全体を ゆっくり味わえる構成になっています。
床板の木目や照明の配置など、 細部に目を向けると、静かな美意識が感じられます。 派手さはなくとも、長く大切に使われてきた 時間の積み重ねが伝わってきます。
縁側は、室内と庭をゆるやかにつなぐ場所。 歩きながら眺める景色は、窓越しとはまた異なる表情を見せ、 建物の奥行きと豊かさを実感できます。
建物の外周に回ると、軒と縁側が連なる美しい構造が見えてきます。 自然光をやわらかく取り込みながら、 室内を守るための合理性も兼ね備えた日本建築伝統の美意識ですね。